今回の学びは胸が痛いテーマでした。
「雨が降れば、川岸の宿に幾日でも泊まって水が引くのを待った悠長な時代がありました。しかし、現代人は一つ電車に乗り遅れただけでがっくりします。息つく暇もないほど忙しい両親の陰で泣いているのは、お宅の可愛い息子さんです。…」
この章を読んで、息子とのやり取りを思い出しました。
我が家はパパが帰ってくるのは夕飯の後、もしくは子どもが寝た後です。息子は毎日のように「パパはまだ帰ってこないの?」と聞いてきます。私は「パパはお仕事頑張ってるのよ。明日は会えるからね」と答えます。仕事なんだから仕方ない、と思っていました。しかしある時、息子のほうが正しい感覚で、夕飯を家族で囲めないほうがおかしいと思ったのです。
私も、夫も、仕事があればそれが最優先になっています。経済的に家族を支えるためには働くのはもちろん大切なことです。でも、子どもはあっという間に大きくなってしまいます。一緒に過ごす時間を犠牲にしてしまわないように気をつけようと、改めて心に誓いました。
忙しさというのは、家庭だけでなく日本全体で考えるべきテーマでもあるように思います。少しずつでも、ワークライフバランスが取れる社会になったらいいと思う今日この頃です。
(文責:教会員K)